31.7.12

今日の一言

取り返しのつかない損失が日本中で行われていますが、それでも、市民の反対を受けて解体を取りやめる決断をしている自治体もあります。
公共性の強い建物の扱いは市民の意見を取り入れるのが当然と思っています。
大阪中央郵便局も好きな建物です。東京も好きでした。なくしてしまったら、変えてしまったら、二度と取り戻すことのできない大切な財産だと思います。
建物は、単なる「もの」ではなく、それがつくられた時代、つかわれてきた歴史も含めての価値だと思っています。
今、全国で奪われようとしている建築物は、いずれ時代を表す建築様式として認められてしかるべき貴重な文化財であることを、日本全体で考える時期だと感じています。

滋賀県大津市 A


(7月31日 梅田スカイビルより大阪駅・中央郵便局方面を撮影)

30.7.12

今日の一言

「大阪中央郵便局」は昭和の都市大阪を代表する顔のひとつ。
大阪駅周辺で、昭和の記憶を将来に伝える、いまやほぼ唯一のモニュメントである。
都市の主要な装置としてすべての大阪人が慣れ親しんだこの名建築をこれからも使い続け、活かし続け次代に渡すことは、現代に生きるわれわれすべてに課せられた責務!!解体は即刻中止を!
IT全盛の時代だからこそ、「中央郵便局」が大事である。
歴史なき都市には空虚な未来しかない。

裁判は、国民すべてが自らの遺産を活かす方途を考えるきっかけにしたい。

大阪府箕面市 瀬川 健

(7月28日撮影)

27.7.12

今日の一言

大阪中央郵便局舎は我が国の貴重な文化財であります。
この施設の所有者は、文化国家の一員として、これを破壊する蛮行をお止め下さい。世界に恥をさらすことになります。

東京都世田谷区 神谷 宏治

(7月26日撮影)

26.7.12

今日の一言

あの場所に、いつものようにあることで、公共的な建築物はその存在意義があると思うのです。
近代大阪の歴史の中で、庶民が利用してきた数少ない公共建物~郵便局は人それぞれの思い出の場所でもあるでしょう。
近くの郵便局が閉まってしまったあとでも、あるいは休日でも、この局に来れば受け付けてもらえる、また貯金が下ろせる、そんな場面を数多くの人は経験していると思います。
それも大阪駅のすぐ近く。利用してきた人は数知れないことと思います。そんな人々の記憶が、さまざまな思いが詰まっている建物を、消し去ることはあまりにも簡単です。
しかし消えてしまったものを取り戻すことは非常に困難です。
大阪の庶民に利用され続けてきた~それこそ歴史であると思います~証人として極めて貴重なものだと考えております。

大阪府高石市 平岡 耕司

(7月25日撮影)

25.7.12

今日の一言

保存運動を起こして下さった事に感謝します。
日本に現存する良質なモダニズム建築が価値を検証される事なく叩き壊される事に強い憤りを覚えます。

大阪市港区 片山 章

(7月24日撮影)

24.7.12

今日の一言

解体工事を直ちに中止されることを願っています。
原告団と弁護士の方々の勇気、そして、意義のある裁判を見守り応援していきたいと思っています。

京都市 谷口

(7月24日撮影)
(7月24日撮影)

20.7.12

今日の一言

大阪中央郵便局舎のような建物は、文化的遺産です。
経済論理ばかりでその意義を問わないような虚しい行政からは、厚みのないペラペラの景観を作って行くばかりです。

愛知県名古屋市 宗則 和子

(7月18日撮影)

19.7.12

今日の一言

壊すのは簡単ですが、壊してしまったらもう二度と戻りません。
これまで日本人は安易に古い建物を壊し続けてきました。
その結果、街並みからは豊かさと情緒が失われ、人は街に誇りを持てなくなりました。
歴史的建築物を後世に残していくことは今を生きる我々の務めであり責任であると思います。
また、梅田には超高層ビルが次々とできており、もうこれ以上いらないと思います。
最近の情緒も美しさもない街並みには心底うんざりしています。

大阪市東淀川区 岩鶴 あき子

(7月18日撮影)

18.7.12

今日の一言

向井覚・内田祥哉編『建築家・吉田鉄郎の手紙』より一節、
《「日本建築文化聯盟」という会がいよいよできました由、ほんとうにうれしいことだと思います。
建築文化を高めるには一人一人の建築家が自分を高めるための努力をおこたらないと同時に、集団的に進むことも是非必要なことだと思います。大いにやって下さい。心から期待しています。
工作文化聯盟はいろんな仕事をしている人のほんの集りで、そこには日本の建築文化を高めようというような情熱というものが稀薄だったのではないかと思います。(P.109)》
吉田鉄郎の日本の建築文化への熱い情熱がひしひしと伝わってきます。
効率・採算性とかいう「資本の論理」に負けたくない!

大阪市東淀川区在住

(7月18日撮影)

17.7.12

今日の一言

近代こそ我々が古老から聞き、唯一語ることの出来る歴史だと思っております。
近代の建築物が保存・活用の危機に瀕している現代社会において地域の骨格をなしてきた人々の記憶を蓄積してきた建築物を簡単に壊してよいのでしょうか。一度壊してしまえば、もう戻ることはできません。
是非今一度皆で考える機会が必要と思います。

神奈川県三浦郡 上村 耕平

(7月18日撮影)

16.7.12

今日の一言

全てを一新すれば奇麗になる、人が集まる、文化が生まれる、経済が活発になり、活性化する。確かにそうかもしれませんが、歴史的かつ良い物までも残せないというのは裏返すと、「この街には余裕がない、ゆとりがない」ことを現している気がします。

東京中央郵便局は紆余曲折がありながらも東京駅前の景観として残りJPタワーとして完成間近ですが、こちらは延期されたうえ、2年の間に保存に関し再検討もされずに解体。これでは東京と違いを見せるというよりも単に「歴史・文化が大事にされない土地」というのを示すだけではないかと考えます。もっと言えば、新しいビルができてもハッキリいってローカルスポットで終わりになるのではと感じます。

今、大阪都という形でグレーター大阪をもう一度、という動きが在る中で、「大大阪」の時代に実際に存在した建物。国家が大阪を重要視していたことを示し、そしてモダニズム建築として東京中央郵便局より一層突き詰められた大阪中央郵便局の建物を今解体して、広場で地域活性化などといっても、結局何もその後に「何も残らない」のではないでしょうか。

 私が近代建築に関心を持つ中で、大阪には官民ともに近代化の歴史を背負った、様々な建物があったことを知りました。しかし例えば阪急百貨店という、それこそ誰しもに親しまれていた、そして日本初のターミナルデパートという歴史を背負った建物が取り壊されてしまった。また、私が生まれる前には、大阪砲兵工廠や、大阪市役所といった建物が反対運動もある中取り壊された事を知り、「そういう都市なのか」と考えてしまうのです。

そして今度はこのモダニズム建築が、玄関周りだけが切り取られて、「歴史的価値を継承することを前提」に、なんていうのがまかり通ってしまう。私は数年前、上部にネットがかかってしまった、東京の中央郵便局を実際に見に行きました。なので大阪中央郵便局は、ネットがかけられることもなく、常にキレイで、「大事にされていた」事を感じたのです。

私は何よりも、その建物が、都市計画のため歩道を広げるために、活性化のために、と行政も民間もどちらも壊す事を最初から前提にしていることが悲しいのです。

今一度、この建物を新しい形で活用することを真剣に検討して欲しいと願います。近代美術館が話題になりますが、そうした事に活用することも一つではないでしょうか。大阪駅前という超一等地に、「本物の場所で、本物の文化」に触れられる、楽しいスポットがあれば素敵ではないかと思います。

「現代人にとって価値が感じられにくい、価値あるビル」をしっかり後世に伝えることこそ、全国に「大阪は歴史ある大都市だ」と示すことが出来るのではないかと考えます。

また、東京のJPタワー保存部分と共に兄弟的建築として東西共に、景観として保存されることが大事と私は思うところです。
大阪の文化遺産としてはもちろん「日本の財産」であるこの建物が、「とりあえず」広場になってしまうのが本当にいいのか。

東京よりも一層建築を尊重し保存する事で「東京よりスゴいことをやった」と評される方が、全部まっさらにする再開発よりも「全国的な」スポットにすることができるのでは無いでしょうか。

今取り急いで取り壊す事を前提にするのではなく、この建築を活かしながら、また玄関だけを残して価値を継承した、などという事無く、建物をしっかり尊重し後世に伝える再開発が検討されることをどうか強く、お願い申し上げます。

兵庫県伊丹市 福間 健太

募集中

◯賛同金のお願い
◯賛同署名のお願い
◯建物の持ち主に手紙を出そう!
◯写真と映像の募集
◯建物の活用アイデアの募集

賛同金のお願い

先日、当会の呼びかけ人でもある建築史家・建築家が、国を相手に大阪中央郵便局を重要文化財に指定することを求める裁判を起こしました。
当会では、裁判を起こした原告団を全面的に支持し、様々なかたちで支援してまいります。裁判に要する弁護士費用と諸経費についても、守る会の活動資金で援助していきたいと考えています。
つきましては、本会の活動にご賛同いただける皆さまに、あらためて賛同金をお願いする次第です。
裁判を継続するためには資金が必要です。あたたかなご理解とご支援を、なにとぞよろしくお願いいたします。

銀行名  三井住友銀行
支店名  338(神戸学園都市 出張所)
口座番号 普通3259791
名義人  ナガヤママサカズ
[備考]
・名義人のナガヤママサカズ(長山雅一)は、
「大阪中央郵便局を守る会」代表です。
・振込手数料は、ご負担ください。
・賛同人としてお名前を公表させていただきます。
公表を望まない方は、osaka1939@s-takaoka.netへお知らせください。

14.7.12

今日の一言

都市の文化は歴史の上にあり、その歴史をたどることができる街はとても魅力のあるものだと思います。
新しいものはどこの都市にでも建築可能で、重なってきた歴史こそ固有の文化であると考え、保存に賛同いたします。

大阪市天王寺区 江藤 まちこ

(7月11日撮影)

8.7.12

今日の一言

裁判が始まっても郵政さん工事を止めてくれない。
原告団と弁護士団は正面からこの問題に取組んでいます。
私は応援団。裁判が行われたことに感動し、少しでもお役に立ちたい。
 
 文化財保存のための裁判は、1969年、大阪で難波宮跡を守るためのものが最初。それは役所の公金支出が文化財の破壊を伴うことから始まるもので、まわりくどいと批判があった。
 それから40年、重要文化財に値する建物の保存に研究者が,指定の要求が出来る法律が出来ている。実現には困難を伴うが専門的立場で堂々と文化財にすべきと訴えている。これは進歩だ。
 
 しかし法はそれだけで実効を持つものではない。実態を持たさねばならない。すなわち、保存の意味を訴裁判所が其の訴えを聞き、原告団を支持する判決をだしてくれねばならない。それには時間もかかる。
お金もかかる。問題は山積。
 しかし、やらねば道は開けない。建築そのものの価値大阪駅前に於ける建物の意味、大阪の歴史や通信、交通、街造りを知る建物。加えて建物を今日的に活用することの意味。大阪をもう一度考える機会でもある。
 しかし目的は裁判に勝利し郵便局舎を守ること。頑張ります。ご支援下さい。

2012.07.08 A.M 6:22 長山雅一

(7月7日撮影)

6.7.12

今日の一言

中央郵便局をよく利用していた時には雑多に人が集まる場所でも居心地の悪くなく適度な重厚感からか、落ち着いた気分で居られる空間だったような気がします。
専門的なことはわかりませんが、海外の公共建築(駅舎や図書館、郵便局など)から得るのと似たような感覚でした。
特に一部だけ残して…というのは全く意味がなく、建物の醸す雰囲気や空気感を無視した変な建築物は造ってほしくありません。

大阪市西区 新居

(7月5日撮影)

5.7.12

今日の一言

一度壊してしまえば二度と元には戻りません。
大阪の活性化を願うならば、歴史遺産を大切にすることを考えましょう。

大阪府富田林市 谷合 佳代子

(7月5日撮影)

4.7.12

今日の一言

重要文化財レベルの価値ある建物を保存できないのは国の損失です。
是非とも残してください。

大阪市都島区 浅野 大輔

(7月3日撮影)