26.10.12

裁判が結審しました

10月24日(水)10:15より、大阪地方裁判所1007法廷において、旧大阪中央郵便局庁舎を重要文化財に指定することを求める義務付け訴訟の第2回弁論が行われました。法廷では原告・被告がそれぞれ提出した書類の確認をし、原告側弁護士から提出書面について簡単な補足説明があり、今後の手続きについて簡単な協議をした上で、結審いたしました。時間にして10分程度です。
判決は12月21日(金)13:10、1007法廷で言い渡されることになりました。

もはや旧大阪中央郵便局庁舎の解体は完了直前であり、この時点で重要文化財に指定するかどうかという話は現実的な意味を持たないわけですが、本裁判の判決は今後の歴史的建築物の保存・活用に大きな意味を持ちます。
原告団の主張が認められることを望みます。

3 件のコメント:

  1. 明治建築研究会22:39

    保存問題tw12・11・09
    1」 東日本旅客鉄道(JR東日本)は、万世橋高架下開発の建設工事に着手。中央線神田~御茶ノ水間にある赤レンガ高架橋を歴史的資源として活用し、新たな価値を創出する名所として再整備。~貴重な歴史遺産として、後世に悔いを残さないよう正しく評価して、文化財にして保全活用されるよう要望します。

    2」長野県松本市内田の砂防施設「牛(うし)伏(ぶせ)川階段工」が今年7月に国の重要文化財に指定。牛伏川の階段工は地域住民の安全を守る土木施設だが、石積みの流路が美しく、自然景観に溶け込みながら土砂災害を防いでいる。重文指定で改めて防災遺産としての価値に注目。貴重な防災遺産の再評価万歳

    3」大正7年に完成した階段工は、フランスのサニエル渓谷を参考に設計されていることから「フランス式階段工」とも。周辺の地形にあわせて延長141メートル、落差約23メートルの流路には19段の自然石の石積みが熟練した技術で配され、復活した周囲の豊かな樹木と解け合って美しい景観~素晴らしい!

    9」今月から 建設残土使用。地下にある亜炭鉱の廃坑が崩れ、地面が陥没する事故が続く御嵩町は、震災対策として、廃坑の空洞を埋める実証実験を今月下旬から実施すると発表。太平洋戦争中は軍の管理下に置かれ、戦後は復興のため活用。最盛期は年間数十万トンを産出。~貴重な近代産業遺産としての評価も

    10」亜炭鉱跡の陥没 国に復旧要望へ、太平洋戦争中は軍の管理下に置かれ、戦後は復興のため活用。最盛期は年間数十万トンを産出したが、その結果、町面積の10%以上にあたる約600ヘクタールの地域に坑道跡が現存。全て埋没でなく危険を取り除き一部を補強して貴重な産業遺産跡として保存する必要は?

    11」生涯学習文化講座の打ち合わせで時々、倉橋 健一先生(詩人、文芸評論家)を囲んで、空堀商店街の居酒屋での飲み会は楽しい。政治、文学、経済、 近現代史、建築なんでもありの激しい議論。酒が回るにつけ声も大きくなり、話題を変えての仲裁にも気を使う。近代建築講座にも、この熱さがほしい!

    tw12・11・10
    1」東松島市は、津波被害を受けた野蒜小、浜市小、鳴瀬二中の3小中学校の学校施設について、体育館など一部を解体し、校舎は避難ビルなど地区住民の要望に沿った活用で保存する方針。市は「津波遺構としての保存ではなく、住民要望に基づいた活用」と~被災の歴史の記憶保存に配慮。他都市も参考にして。

    2」 東日本大震災の津波で全壊して解体される陸前高田市役所の旧庁舎と市民会館の前で10日、お別れ式が。 戸羽市長は「思い出深い建物として多くの人の記憶に残る。一日も早い復興を目指し、新たな歩みを始めたい」と~他府県のように、被災の歴史を忘れない為に保全活用する考えは、再検討をすべきでは

    12・11・11・
    11」岩手県旧大槌町役場を保存か、解体するかを検討する委員会の初会合が、役場で。町職員の遺族の意見が二分されていることが報告され、委員になった2人も保存、解体で分かれた~将来の為、貴重な震災遺構として、後世に悔いを残さないよう正しく評価して、文化財にして保全活用されるよう要望しています

    12」岩手県旧大槌町役場保存、解体か?職員だった一人娘や夫を亡くした上野ヒデさんは「半年後に初めて役場前に立った時、残さなきゃと思った。記憶や言い伝えは風化する。防災教育に使ってほしい。行けば今も足が震えるが、娘のものが何も残らなかったので、証しがほしい」と~賛否両論あるが、保存再考を

    13」岩手県の旧大槌町役場保存、解体か?事前に職員の遺族に聞いた結果は、保存が38%、解体が49%だった。一方、職員への調査では保存が15%、解体が56%。解体意見は、地元職員に多かった。町幹部は「遺族には意外に保存を望み、職員は遺族に配慮した声が多かった」と。~難問だが、保存再生を!


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  2. 明治建築研究会20:15

    保存問題tw12・11・17
    1」オフィス需要の増加で、ミャンマーの伝統的な建造物が存続の危機。ミャンマーの主な国家財源としては、天然ガスの輸出に続き、観光分野が。いまだコンクリートジャングルに侵食されていないミャンマーの街並みを求めて、多くの観光客が。~かけがえのない歴史遺産を、正しく評価して、保全活用の検討を

    2」急速な経済成長に伴い、オフィススペースの需要が急増で、優れた景観が消滅の危機に「植民地時代の敷地や建造物、様々な少数民族のコミュニティが、1世紀以上もの間手付かずのまま残されている都市は、アジアの中でヤンゴン以外には存在しない」~乱開発の、無残な日本の景観破壊を参考にして下さい。

    3」「今後数年で、数百もの伝統的建造物が取り壊される可能性がある。効果的な対策が打ち出されなければ、ヤンゴンも他のアジアの都市となんら変わらない道を歩むことになる」と警鐘を。そうした中、伝統的建造物が美術館や博物館として公共利用されるケースも増加。~歴史遺産の保全再生を要望します。

    4」「ヤンゴンの旧高等裁判所は現在、博物館及びレストランとしての再利用が検討されている。また、併設されている裁判所は、ホテルに改装される予定。建造物の伝統的な価値を尊重しつつも、効率的に再利用することが求められている」と。~欧米の歴史遺産の保存再生の現状、方法を、参考にして下さい、

    6」大阪中央郵便局裁判」の意義とは何か?39年に竣工したモダニズム建築「大阪中央郵便局」をめぐって、建築の専門家5人が裁判(大阪中央郵便局重要文化財指定義務付け訴訟)初めての重要な意味を持つ重要文化財指定義務付けの裁判であるが、解体の価値評価付けをした建築研究者などの責任も明らかに!

    7」モダニズム建築の傑作,大阪中央郵便局旧局舎(39年竣工)の取り壊し工事終了。JR大阪駅前の跡地には6階建て庁舎の正面玄関の一部、2.5階分(高さ約16M)のみ保存。~在りし日の懐かしい大阪中央郵便局の映像を見ながら、改めて開発優先の企業、解体を許した御用学者の怖さを知らされる!?

    tw12・11・18

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  3. 明治建築研究会0:23

    保存問題tw12・12・14
    1」旧陸軍の一式双発高等練習機を、文化財に、再検討を。貴重な資料の送付も、有難うございました。文化庁に問い合わせたところ「1940年代の遺産は有形文化財としてまだ対象としていない。」との回答がありました~との事ですが、戦後のものでも、文化財に登録されています、再度、文化財登録を要望!

    2」旧陸軍の一式双発高等練習機を文化財にして保存活用されるよう要望で青森県からの(回答)現段階では文化財として取り扱うことは難しいものですが、貴重な歴史資料であることは間違いがありません。今後、所有者から保存、活用について相談があった場合には、助言、又は支援等適切に対応~文化財再考を

    tw12・12・15
    4」文化審議会は、戦後日本の復興と高度経済成長の象徴として親しまれ、建設から54年がたつ東京タワーを登録有形文化財に答申。東京タワーは在京テレビ、ラジオ放送の総合電波塔として58年に完成。高さ333mは当時、パリのエッフェル塔をしのいで自立式鉄塔として世界一を誇った~素晴らしい万歳!

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