20.8.12

第1回弁論期日の報告会を開催

2012年8月17日(金)10:15より、大阪地方裁判所の1007法廷において大阪中央郵便局重要文化財指定義務付訴訟の第1回弁論期日が行われました。
平日にもかかわらず、傍聴席は8割方埋まり、関心の高さを再認識いたしました。ありがとうございます。
最初からわかっていたことですが、この日の裁判は10分弱で終了しました。
その内容は原告と被告の双方から提出された書類内容の確認と、次回第2回期日の日程調整です。
第2回期日は、10月24日(水)10:15からとなりました。

しかし、このペースで進んでいたのでは、結審される前に大阪中央郵便局そのものがなくなってしまう危険性があります。
そこで原告団では、本訴とは別に「仮の義務付け」を申し立てています。
スピーディーに審議を進めて、早期に結論を得るためです。
これについては8月末までには被告(国)から反対意見が提出されますので、その後速やかに結審されることが予想されます。

また別途、裁判官の立ち会いのもと、当事者間において建物内部を検証する機会が設けられないか協議を行いました。
これは実際に建築の内部に立ち入って現在の状況を確認すると共に、広く一般にもその価値を知ってもらえるようにできないかと求めているものです。
この件については、裁判とは別に協議を進めていきます。

裁判終了後、大阪市中央公会堂に会場を移して、裁判の報告会を行いました。
約40名の方にご参加いただき、原告からそれぞれの思いをあらためてお話し、弁護団から裁判の内容と進捗について、説明が行われました。
※以下に報告会場の様子を紹介させていただきます。

原告・建築家の高岡 伸一
同じく原告・建築家の前田 茂樹
原告・建築史家の倉方 俊輔
弁護団より弁護士 岡崎 行師
弁護団より弁護士 山本 浩貴
弁護団より弁護士 針原 祥次
弁護団団長・弁護士 中川 元
会場風景

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